夜繙く

主に推理小説などの感想や日常のこと

オタクは物価高の今こそ『ベン・トー』を読め。

アサウラベン・トー』(スーパーダッシュ文庫)の紹介です。

※ネタバレを含みます※

アサウラベン・トー』(スーパーダッシュ文庫

半額弁当を巡る高校生たちの壮絶な戦いを描いた異色のバトルコメディ

世間が物価高と騒がれており、日々の生活の中でも食費にはお金がかかってしまいますよね。だから、今こそ『ベン・トー』を読みましょう(?)

あらすじ

物語の舞台は、閉店間際のスーパーマーケット。

そこでは半額になった弁当を求めて、まるで格闘技のような激しい争奪戦が繰り広げられており、争奪戦に参加する者たちは「狼」と呼ばれ、それぞれが独自のルールと誇りを持って戦っている。

主人公の佐藤洋は、ひょんなことから「狼」たちの世界に足を踏み入れ、同級生の白粉花や先輩の槍水仙らと共に半額弁当を求めて戦いに身を投じていく。

彼らは、それぞれの個性と能力を活かして様々な「狼」たちと戦いながら、成長していく。

半額弁当を巡る戦いは単なる奪い合いではなく、高度な戦略と技術が求められ、まさに「バトル」と呼ぶにふさわしい。

登場人物たちは様々な格闘技や武器を駆使して、時にはスーパーマーケットにある日用品を武器として利用するなど、工夫を凝らした戦いを繰り広げており、それぞれの「狼」に二つ名があって各々の能力や特徴を象徴している。

はい、一見何が書いてあるのか分からないですよね。

半額弁当?と半信半疑で馬鹿馬鹿しく見えるかもしれませんが、いざ読んでみるとこれがそれぞれの信念を持った少年少女たちの熱さをこれでもかと感じることができるバトルコメディなんですよね。

嘘のような本当の設定なのですが、"狼"の中には

・買い物かごを利用して連携して戦う双子

・厚手のコートを着て汗の匂いで相手の食欲を減衰させる

などなど他にもユニークな闘い方をする登場人物がいっぱいいて、逆に大真面目にやっているからこそ面白いんですよね。

実はアニメ化もしているんです。

www.at-x.com

実は今から14年前にアニメ化もしており、1クールで見やすく映像化された故のシュールさもあって、ちゃんと面白かったです!

大好きなライトノベルの一つで当時リアルタイムで本作を追っていた頃は閉店間際のスーパーマーケットで半額弁当を見るたびに、周りの全てが敵に見えてました。皆さんも是非『ベン・トー』を読んでこれを機に半額弁当を買って、脳内で勝利のスパイスを味付けして腹の虫を満たしてあげましょう!(?)

というか物価高でなくとも面白いので是非読んでください!