あざの耕平『東京レイヴンズ』(ファンタジア文庫)
現代✖️陰陽師の時を超えた異能ファンタジー
あらすじ(1巻)
東京を中心に霊的災害“霊災”が多発するようになった現代。
名門・土御門家の血を引きながらも霊的才能に見放された春虎の前に土御門家次代当主であり幼なじみの夏目がやってきて!?
あざの流陰陽ファンタジー開幕
実は本シリーズ、もう数年前に新刊の発売が途絶えており、完結まで読むのは無理か...と諦めかけていたのですが、なんとつい最近の2025年3月に約7年ぶりの新刊の17巻が出ました、まさか出るとは...
もちろん即購入して、これから読もうと思っているため改めてシリーズのおすすめをしようかと思います!
本シリーズは1部と2部で分かれており、第一部は陰陽道の名門・土御門の分家にあたる血筋にも関わらず、霊気を感じ取る「見鬼」の才を持たない土御門春虎と土御門家次期当主にして幼馴染の土御門夏目と再開したところから物語は始まり、とある事件で春虎を庇った北斗という友人が実は人間ではなく式神だったことを知りその術者を探すため、陰陽師の道へと進むことを決意する。
そこから国内最大の陰陽師育成機関・陰陽塾への編入し、テロリストの起こす事件に巻き込まれたり、研鑽を積みながら過ごすが、そんな頃、春虎たちの前に相馬多軌子と名乗る少女が現れる。
鴉羽に憑かれてしまった春虎は霊力を暴走させ、危険な状態になるが、夏目は自分の命と引き換えに彼を救い、春虎に、自分が北斗の術者であったこと、ずっと秘めていた想いを伝えて、息を引き取る。
春虎は陰陽庁に身柄を拘束されるが、冬児たちは陰陽庁を襲撃して彼を奪還、春虎は「泰山府君祭」を執り行って夏目を蘇らせる。
一行は陰陽庁の陰謀を暴き、全ての因縁に決着をつけるべく、失踪するところで第一部は終わり。
第二部はそんな状況が変わった春虎達と夏目が真の黒幕の野望を阻止するため様々な立ち回りと、他にも重要な登場人物達の交差する思惑の中で動きを見せて過去編である「夜行編」に続いていく...といった流れで本編は進んでいきます。
特に「夜行編」なんかは丸々2冊分で描かれているような長編で東京レイヴンズのストーリーの核になるような現在と過去がどう交差していくのかという部分が描かれており、やっと物語の全容が見えてきた部分もあって、とても面白かったです。
・過去から続く因縁や連なる血筋が現在に影響を及ぼしキャラクター達が
それぞれの信念を持って動いていく物語が好きな方には特におすすめできますね。
またキャラクター達も個性に溢れており、ちゃんと強いおっさんキャラたちもいるので、その点でもしっかりライトノベルしていて良いです。
また、EXと題して日常などを描く短編集も4冊出ているのでキャラクターが好きになった人にも安心して本編外を楽しめるのもオススメです!
発売された17巻の次巻でどうやら完結となるようで、今から読んでも遅くないかつ異能バトルファンタジーとして面白い作品となっているので、気になった方は是非読んでみてください〜。

