紺野 天龍『無自覚チートの箱入りお嬢様、青春ラブコメで全力の忖度をされる』(電撃文庫)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
紺野 天龍『無自覚チートの箱入りお嬢様、青春ラブコメで全力の忖度をされる』(電撃文庫)
「事象連続体任意遷移抽出能力」を持つヒロインの無自覚チートと青春ラブコメ
あらすじ
不運に不運を重ねた人生を歩み、まっとうな青春を諦めていた琥太郎。
そんな彼にも、出会いは衝撃的にやってくる。
「食パンを咥えたまま走るのが夢だったんです!
青春ってそこから始まるじゃないですか!」
妙な絡み方をしてきたのは、「青春」にやや歪んだ期待を寄せる
変人のお嬢様・天津風撫子。
長い闘病生活から奇跡的に回復して無事高校に入学したという彼女は、
琥太郎を巻き込むかたちで「アオハル・パーティ」なる謎部活を立ち上げ、
様々な騒動を引き起こしていく。
ところで本人は気づいていないけれど、
どうやら天津風が青春を満喫できないとこの世界は滅びるらしい。
そしてちなみに、彼女は僕に惚れているとのこと。
……つまり、世界の命運は僕次第!?
無自覚チートの箱入りお嬢様、青春ラブコメで全力の忖度をされる | 書籍情報 | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト から引用
あまり言葉を選ばずに言うと、おそらく多くの人が思っている作品と限りなく
近しい内容となっている、そう「涼宮ハルヒの憂鬱」と言う作品にとっ〜〜〜〜〜ても
似ている。まぁ設定や登場人物の役割など、本作として現代版ライトノベルっぽく
仕上がってはいるものの、読むたびに既視感がチラついてきて思っていたよりも
純粋には楽しむことができなかった。
ハルヒポジションのヒロインが奇天烈ではあるものの、ハルヒとはヒロインの属性が
違っていたり、周辺の登場人物も設定として似通ったところはあるものの属性を変えて
行くことで差別化を図っていそうだな...と言う意図も透けて見えた部分が少しあって
何とも言えない気持ちになりましたね...
紺野天龍さん自体、結構ミステリ作家として好きな作家で、前身であったライトノベル
を読むとこうもハマらないのかと少し驚いております。
この設定上仕方ないことではありますが、いわゆる爆発を抑える対象のメインヒロイン
である天津風撫子よりも、その仕組みや秘密を共有しているサブヒロインに惹かれて
しまい、特に母性や小柄など属性振り切った委員長を好きになりましたね。
2巻でどう展開して行くかで、また感想も違ったものになりそうな部分もあるかと
思うので、楽しみや不安を抱えながら次巻も読んでいこうと思います。
(次で最終巻っぽい...?)
気になった方は良い意味でも悪い意味でも面白いと思うので、是非読んでみてください〜。
