紺野 天龍『無自覚チートの箱入りお嬢様、青春ラブコメで全力の忖度をされる(2)』(電撃文庫)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
紺野 天龍『無自覚チートの箱入りお嬢様、青春ラブコメで全力の忖度をされる(2)』(電撃文庫)
タイムパラドクスを解決して、世話焼きママ委員長こと加賀美美玖の消失を免れることはできるのか。
あらすじ
無自覚に世界の因果をねじ曲げるほどの強運の持ち主、天津風撫子。
一歩間違えればあっさりと世界が崩壊しかねない綱渡りのような状況の中、天津風の青春コンプを満たすためだけに設立された部活〈アオハルパーティ〉だったが、なんやかんやで琥太郎たちは騒がしい日常を楽しんでいた。
「泊まりがけの遠足! そんなもの、どう考えても素晴らしい青春の一ページじゃないですか!」
クラスでの林間学校を控えてテンションがブチあがる天津風。
だがそこには新たな問題が待ち構えていて……?
今度は世話焼きママ委員長こと加賀美美玖が消滅の危機……ってどういうこと!?
無自覚チートの箱入りお嬢様、青春ラブコメで全力の忖度をされる(2) | 書籍情報 | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト から引用
前巻とは打って変わって某「涼⚪︎ハルヒの憂鬱」っぽさは薄れて、世界観は同じながらもタイムパラドクスを解消する系のお話になってました。
意外と某作品との類似した要素がなりを顰めただけで、本シリーズとして読んでみると結構面白く読めた自分もいて、今巻は上手いことオチもしっかりと本作らしさを出していたと思います。
新キャラ二人がくっつかないと、タイムパラドクスが発生して委員長の消失の危機、となった部分が主軸になっていたので、委員長メイン回なのは仕方のないことでしたが、メインヒロインである天津風が今巻では影が薄すぎて、能力を舞台装置のように上手く使われていた印象しかなくて、メインヒロインとのラブコメと言う要素は少し弱かったかなぁ...と感じた部分は少し残念。
逆にそこが弱くなっていたからこそ、委員長がヒロインレースで上位に躍り出るくらい魅力的な描かれ方をしていたので、その点では個人的に良かったと思います。
上手いことしっかりと青春✖️SFとしての舞台設定も活かしながら、ヒロインたちの可愛さやラブコメらしいイベントも盛りだくさんで、一昔前のラブコメ全盛を思わせるようなライトノベルで結構個人的には楽しむことができました。
続編も出ていないので、完全に打ち切りになってしまったみたいで悲しいですね...
2巻のような構成であれば、1巻で感じたほぼオマージュ感はないので、続きも読んでみたかったのですが...残念です...
1巻の感想も書いておりますので、気になった方は是非読んでみてください〜。
