永瀬さらさ『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中8』(角川ビーンズ文庫)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
永瀬さらさ『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中8』(角川ビーンズ文庫)
時間の逆行により窮地に陥るハディスとジル、ラーヴェの選択により救われるが...
あらすじ
ラーヴェ帝国とクレイトス王国の会談は決裂し、開戦は避けられない状態に。
ジルはハディスとともに国境付近へ出陣する。立ちはだかるのはジルの家族と元部下だが――
「わたしが守りますからね!」
「僕のお嫁さんが強くて怖い」
しかしハディスの兄リステアードが捕らわれ、しかも女神クレイトスがベイルブルグの住民に、時間が戻る前の残虐なハディスを思い出させ、窮地に――!?
かつてと現在が交差する緊迫の第8弾!
「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中8」永瀬さらさ [角川ビーンズ文庫] - KADOKAWA
から引用
安定して面白かったです。しっかりとシリアス展開で掛け合いの中での、いつものジルとハディスの夫婦漫才的な部分はメインに据えるほどは無く少なめな印象。ガッツリと会談決裂後の開戦のお話が描かれておりました。
約1年ぶりの本編でしたが読んでいくうちに思い出していき、中盤以降の展開と終盤のラーヴェが選んだ行動が言い残した言葉も相まって先が気になりすぎますね...
リステアードが逆行した時間の記憶を持ちつつも正史に逆らってハディスに協力したが最後のハディスの言葉から結局はまた正史のルートに入ってしまうほど危うい流れになってますね...その危うさとジルへの愛情のアンバランスさが魅力なのですが、この危うげが上振れした時のハラハラも楽しみたいです。
後はロルフさんが個人的には結構好きで、ロレンスとの戦術面での戦いや過去の重みを思わせる老獪さなどを併せ持った強キャラ感溢れるキャラクター像が好きですね。アーベルとの交渉のところはハードボイルドマシマシでした。
正史の方をまだ読んでいないし、ハッピーエンドではないと分かっていても読みたくなりましたね...単行本だからという重い腰を上げて読もうかな...
ラーヴェが何か思い出して消失し、結界のようになったベイブルグなど更に先が気になる展開が多くハディスの危うさなど目が離せない状況が終わり方がずるいですね。また近いうちに9巻が出るようで、物語も佳境に入りつつありジルとハディスの行方が気になりますね、続きも早いところ読んでみたいです。気になった方は是非本作も読んでみてください〜。
