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【感想】衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5』(MF文庫J)

衣笠彰梧ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5』(MF文庫J)の感想になります。

※ネタバレを含みます※

衣笠彰梧ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5』(MF文庫J

「満場一致特別試験」の中でDクラスは大きな決断を迫られることに。綾小路はどう動くのか。

あらすじ

2学期が開始と共に2つのイベント、体育祭と初の文化祭の開催が発表された。

文化祭に胸躍らせる高度育成高校の生徒達だが、茶柱が唐突な特別試験の開催を発表する。試験名は『満場一致特別試験』。クラス全員の意見が一致するまで投票を繰り返すという一見容易な試験内容。

だがその本質は茶柱の10年来のトラウマになるほどのもので……。全員が投票で意思表明する必要がある『満場一致特別試験』によって否応なくその混沌に巻き込まれていく生徒達。「では、最後の課題を表示する。投票の用意を」試験史上最も容易で、最も残酷な試験! 

悔いなき選択を生徒達は果たして選ぶことができるのか!

「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5」衣笠彰梧 [MF文庫J] - KADOKAWA 

から引用

いやぁ〜、過去一番と言っていいほどに個人的には衝撃的な巻でした。

特別試験の内容もさることながら、下された決断もかなりショッキングなもので意外にも退学が決まったキャラがヒロイン枠だった佐倉だったのも驚きを感じてしばらくポカーンとしてました。本巻の所々にフラグと感じる部分はあったものの綾小路の容赦のない決断とグループや自分に向けられた好意に対して躊躇いのない部分がかなり圧倒させられましたね...

 

他のクラスの「満場一致特別試験」の様子も描かれていましたが、坂柳と一ノ瀬クラスは予想がついた形でしたが(神崎が意外な動きをしていた部分はこれからの展開に跳ねていきそうで面白かったです)特に龍園の手腕とこのクラスで頂上を目指すという一つの姿勢が更に格好良く映り、今の所よう実のキャラの中で個人的に一番好きなキャラとして好感度のトップを走り続けています。完全に心が石崎になってます。

 

見事の手腕で綾小路が櫛田を追い詰めて、ヒロインがしてはいけない顔をしている櫛田でしたが、堀北の起点で救われると共に、OAAというシステムが導入されたことで明るみに出た客観的評価のもと佐倉が退学として満場一致になったのは親友の波瑠加の苦渋の決断も相まって熱量含めて、この展開の描写が凄かったですね...

茶柱先生も成長させる綾小路の手腕は見事だったし、佐倉のサプライズもあったのですがそれ以上に読んでいて心にくるものがありましたね...

この後のクラスの雰囲気や櫛田や綾小路の対応が気になる終わり方でした。

 

かなりこの後波乱があって綾小路や櫛田のクラスの立ち位置が危うくなりそうな終わり方でしたが、この後に控えている体育祭や文化祭は待ってくれないので、Dクラスのクラス単位での動き方が気になりすぎますね...!

前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!

また気になった方は是非本作も読んでみてください〜。

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