夜繙く

主に推理小説などの感想や日常のこと

【感想】羊太郎『古き掟の魔法騎士I』(ファンタジア文庫)

羊太郎『古き掟の魔法騎士I』(ファンタジア文庫)の感想になります。

※ネタバレを含みます※

羊太郎『古き掟の魔法騎士I』(ファンタジア文庫

『野蛮人』の異名を持つ伝説の騎士が王子たちの教官として赴任する新シリーズ。

あらすじ

「“騎士は真実のみを語る”」「“その心に勇気を灯し”」「“その剣は弱きを護り”」「“その力は善を支え”」「“その怒りは―悪を滅ぼす”」―伝説時代最強の騎士と謳われると同時に『野蛮人』の異名を持つシド=ブリーツェ。

キャルバニアの若き“王子”の手によって復活を遂げた男は、魔法騎士学校の教官として赴任する。

創設者の騎士の理念が受け継がれた四つの教室、彼が配属されたのは奇しくも自身の名を冠する落ちこぼれの学級で…「お前達さ、騎士として恥ずかしくないのか?―まずは剣を捨てろ」最強の騎士は野蛮人―。新“教官”シリーズ開幕!

古き掟の魔法騎士 1 / 羊 太郎【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア から引用

ロクアカ作者の新シリーズ、といっても気がついたら完結していたため、今更まとめ買いして読み始めました。騎士道に準じる騎士のファンタジー的なお話、ロクアカのグレンからロクでなし要素を少し抜いた教官のシド、ルミアよりも素直さが増したアルヴィン、システィーナよりも跳ねっ返りからのデレが増したテンコと文体がほぼ同じすぎて区別がつきにくいのですが同じ作者だから仕方ないですね。

ヒロインの属性や話し方、構成がロクアカとの既視感がありすぎて中々キャラがこの物語のヒロインとして見ることが難しい...慣れですかね...

 

アルヴィンは最初から予想はついておりましたが、実は女性のパターンでしたね。

男しか王になれない古い掟があり、男と偽って王子になっておりますが色々な障壁がありそうで今後の展開に期待です。

中盤の教官となる展開や、シドが妖精剣を持っていないなどのジョーカー的な存在だけど強いパターンはどこか既視感がありつつ新しさはないものの楽しめました。

終盤はシドがマナを留められずアルヴィンに騎士道を残して1巻で退場するパターンかと思いきや真の騎士の誓いで現世に真に蘇るパターンでしたね、王道的に楽しめて良いとは思いました。今後が楽しみですね。テンコの師弟関係のデレっぷりはとても良い。

 

三大公爵家や女であることを隠している問題、暗黒騎士との諍いなど、物語の中核になりそうなお話がたくさんありそうで楽しみですね、シドとアルヴィン、その仲間たちの王道と騎士道の物語がどう展開されていくのか、先が楽しみです。

気になった方は是非本作も読んでみてください〜。