翡翠『小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 10』(ビーズログ文庫)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
翡翠『小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 10』(ビーズログ文庫)
隣国の親友の結婚式に、ウィリアムの即位、そしてリリアーナの懐妊、幸せの大団円の完結作!
あらすじ
祝・即位!! お腹がまんぷく、幸せも――みんなまんぷく大団円!
隣国ベルーノの女王であり、私リリアーナの親友でもあるマリアンヌの結婚式は――
料理大会が同時開催で大盛り上がり!もちろん私も参加して優勝を狙うけど、いつもの食いしん坊パワーが湧かないのはなぜ?
ウィリアムが即位する戴冠式もあるのに不調が長引く私は、実家へ強制保護されることになり……!?驚きの吉報アリのまんぷく大団円(ハッピーエンド)♪
初期から追っていた本作もついに完結ですが、嬉しいような悲しいような感じもしますが読んでいるうちにしっかりと完結するのはおめでたいですね!
本巻でも小動物系というリリアーナの素直な愛らしさと元氷の王子でリリアーナのことを溺愛しているウィリアムが、二人の掛け合いも変わらず描かれていて面白かったですね、安定感があって素直に楽しめました!
隣国のマリアンヌの結婚式に企画した料理大会などイベントごとも盛り沢山で進行していき、いつものリリアーナ節を炸裂させて場末の料理屋に協力して料理大会を盛り上げたり、食欲旺盛に楽しんだりと思わず冷製パスタが食べたくなるような一幕でしたね。
親友の結婚式も無事に開催されて描かれた後、少しの心残りがあった自分たちの結婚式をリリアーナの生まれ故郷で簡易的にやり直す展開は粋でしたね。
隣国でもやっぱりエロテロリストぶりを発揮しているケヴィン凄すぎですわ、やっぱり口調砕けキャラだけどヒーロー系の素養を持つ男は格好良いものね、私も本作の中だとトップレベルに好きだわ、ケヴィン。
幕間に挟まれるギルバートとイザベラの懐妊のエピソード、ケヴィンとモリーのイチャラブ部分など、他キャラたちのカップリングによるエピソードなども描写されており、合間合間でウィリアムとリリアーナ以外のカップリングによる甘さを摂取できたのも個人的には好きでした。
今までの不調はリリアーナの懐妊によるもので、懐妊が発覚してからのウィリアムの行動もウィリアムらしさとリリアーナへの愛が溢れていて、本作の溺愛ぶりを感じる良い日常のやり取りでしたね。
最後も戴冠式により、即位したウィリアムがリリアーナと添い遂げることができて良かったと思わせるような挿絵、そしてこれからも二人は幸せに暮らしていくのだろうなという明るい未来を感じさせる終わり方で良かったです、強いていうならエピローグに出産後のエピソードなど差し込まれていたらもっと嬉しくなったなぁと感じました。完結後のエピローグで子供が産まれた後の日常とか描かれているの大好きなタイプのオタクなので。
完結を記念したSSもネット掲載されているようで、是非お読みになってください。ダニエルの鼻毛の話をしており、本作のゆるふわな部分を感じられる良いSSとなっておりました。気になった方は是非本作も読んでみてください〜。
