羊太郎『古き掟の魔法騎士II』(ファンタジア文庫)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
羊太郎『古き掟の魔法騎士II』(ファンタジア文庫)
4クラスによる合同交流試合や修行や覚醒、覚悟を決めたテンコのメイン巻。
あらすじ
亜麻月天狐は、気高き亜人族『天華月国』の生まれ。剣の才覚を持ち、国を守護する武家で育った彼女はいまや、亡国の名もなき剣士。主君に仕え、魔法騎士学校に通う日々。そんな彼女はある日、一人の教官と出会った。
テンコがメインの回。一人の少女がトラウマから悩み、自分自身の弱さを認めて成長していく過程が描かれており、目新しさこそないものの王道なファンタジー小説で途中闇堕ちするものの、這い上がっていく部分が一人のヒロインの成長物語として面白かったかなと思います。
4クラスの交流会はシドの元で鍛えたブリーツェクラス学級の大半が勝利を収めることができ、あのアルヴィンも神霊位のルイーゼを倒すなどウィルの凄まじさを感じました。ルイーゼもヒロイン級な見た目をしていそうなのですが、今のところ騎士道を振り翳した嫌なキャラにしか見えないのが残念。今後活躍したり再登場でバックボーンなどが明らかになると良いですね。
ただ一人テンコだけが交流会で負けてしまったのですが、シドからの発破で自分自身の弱さを見つめ直して自分自身の意思を燃やす展開は分かっていながらも良かったです。
闇堕ちしてからも師匠であるシドの信頼とアルヴィンの友情で復活。少年漫画のような王道ファンタジー展開でライトノベルらしい分かりやすい面白さがあって読みやすかったですね。まぁそれ以上特筆すべき新しい面白さはないのですが...
遂にフローラ側のキャラの名前やアルヴィンと瓜二つなど情報が小出しではありますが出てきましたね。結局のところ憎悪に激っているという部分しかまだ分からないので何故エンデアが憎しみを持ったかが、明かされていくのが楽しみです。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!気になった方は本作も是非読んでみてください〜。
