衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8』(MF文庫J)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8』(MF文庫J)
友情も恋も駆け引きも――修学旅行は、ただの思い出では終わらない。
あらすじ
期末試験も終わる11月下旬、修学旅行の詳細が発表された。行先は北海道。特別試験は存在せずスキーや観光など通常の修学旅行と変わらない。だが各クラス男女で2名ずつ合計8名がグループとなり4泊5日の旅行中行動するという特殊なものだった。
綾小路は櫛田の他、まさかの龍園など他クラスの面々とグループを組むことになる。だが事はそう簡単に進むわけもなく「おまえ何か勘違いしてんじゃねえだろうな、綾小路」「勘違い?」「既に俺と坂柳の前哨戦は始まってんだよ」波乱を感じさせるもので――!? 一方、生徒同士の関係を大きく変えるイベントも進んでいた。
「俺は―――鈴音に正式に告白する。付き合ってくれって」
「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8」衣笠彰梧 [MF文庫J] - KADOKAWA
から引用
思ったよりも真っ当に修学旅行していて学生らしい綾小路たちを見ることができて面白かったですね!他にも鬼頭や山村などのAクラスのキャラたちの掘り下げや須藤の告白など、新たな展開も見せていて読んでいて楽しかったです。
敵を知ることという一つの目的が設定されている中で、龍園曰く坂柳との前哨戦は既に始まっているらしく、龍園らしい口撃もあり同じグループなのが少しシュールでした。(それにしても枕投げなどは衣笠さんのネタ感がありましたがね...)
櫛田も本来の自分の方が好きだと綾小路に言われたことによりヒロインレースに参加するかもしれない展開や、須藤が告白をしたことにより更に成長している姿もあって堀北クラスのキャラたちの伸び代が凄まじいですね。
石上という強キャラっぽい新キャラもいつかは敵となりそう、というかポジション的にいつ牙を向くか分からないキャラほど怖いものはないですが、どのタイミングで参戦してくるのかが気になりすぎます。
そして終盤の一之瀬、いよいよメンタル的にも限界がきていそうですが、これまた綾小路の思わせぶりな態度が怪しさ満点ですね。綾小路のことなので計画のうちなのかもしれませんが、ヒロインの一人としてどうしても不穏すぎます...
いつもの特別試験とは違い比較的落ち着いた穏やかな展開が多かった印象ですが、終盤の展開など次への展開が更に不穏なものになっておりました。一之瀬が今後どうなってしまうのか、気になりすぎるので次巻も早いうちに読んでいこうと思います。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!また気になった方は是非本作も読んでみてください〜。
