衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編11』(MF文庫J)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編11』(MF文庫J)
“交流会”で交わされる嘘と駆け引き、狙いは誰か、そして綾小路が見据える先とは。
あらすじ
3年生がリーダーを務め、1,2年生クラス混合のグループで挑む合宿『交流会』が発表された。ただ今年の合宿は退学ペナルティもクラスポイントの増減も一切ない、他学年との交流がメインの緩いイベント。綾小路は鬼龍院リーダーの下、橋本、森下、山村、椎名等と同じグループとなり、押し花作り、トランプ、アーチェリーなど体験学習ゲームに参加する。
一方、勝利が求められない交流会の緩さを利用して、堀北は天沢とのリベンチマッチを計画。綾小路に対しアドバイスを求める。
「あ? 俺は真面目に相談してるぜ? 必死に助かる方法を探ってるんだよ」綾小路に急接近する橋本の他、学年末に向け各クラスも動き出して――!
「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編11」衣笠彰梧 [MF文庫J] - KADOKAWA
から引用
本作は比較的落ち着いていましたね、安定の面白さはありましたし終盤でも大きく次巻への盛り上がりを見せる展開を用意してあって、次の学年末特別試験が楽しみになる巻でした!
二者面談は伏線はあったものの、意外とあっさり目に終わった印象。まぁ茶柱先生も中々踏み込めないか...そこから橋本との密談、それにしても直近坂柳クラスでの面々の絡みが多いけど移籍のフラグなんですかね。坂柳VS龍園→坂柳退学、綾小路が移籍でリーダーに?なども想像しちゃいますね。
そして合同合宿が始まり、本作では今までの南雲の印象が変わったように感じました。自分自身が仕掛けた勝負の勝敗に拘っていた部分から、卒業も近づき根幹は変わらないものの小物に見えたところから少し大人になった印象。
綾小路からも学校に与えた影響は大きいとお墨付きをもらっており、少し評価が高くなりましたね。そして天沢からの八つ当たりも綾小路に防がれるし、綾小路の先を見通す力は末恐ろしいですね...
実質勝負も運によるもの以外は綾小路が個人戦で勝ち星を重ね続けて無事プライベートポイントの獲得を行っていましたし、いよいよクラス移籍への伏線が現実味を帯びてきましたね。
そして最後の最後で龍園と坂柳の約束の内容が明かされましたね...確かに自主退学であればプロテクトポイントも関係ないし上手い約束を取り付けたなと思います。
橋本も結局は徹頭徹尾「自分が最後にAクラスであれば良い」という信念のもと動いているから他人を信用することが難しくなり、自分自身の力しか信じることができず蝙蝠となっているのは綾小路の分析通りでしたね...
個人的には好きなキャラなので、裏切り者だけで終わらずにより成長して活躍を見せて欲しいですね。次の巻で龍園と坂柳、どちらかが退学してしまいますが、シリーズ内でもどちらも好きなキャラなので純粋に応援できないのが悲しいところ。
ついに次巻から学年末試験が始まり龍園VS坂柳が始まりそうですね、2年生編も終わりが近づき更に佳境に近づいてきました、楽しみすぎますね。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!また気になった方は是非本作も読んでみてください〜。
