衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編3』(MF文庫J)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編3』(MF文庫J)
クラス対抗サバイバルゲーム、無人島が徐々に狭くなっていき各クラスの戦略が光る3泊4日の無人島特別試験。
あらすじ
3年生、最後の夏、今年の無人島試験はペイント銃を用いたクラス対抗のサバイバルゲーム。15×15マスに分けられたエリアを移動、出現する食料や銃弾を取得しながら、他クラスの生徒を倒し競い合う。最初に全滅したクラスは退学者選定のぺナルティが発生するため、攻守の戦略が重要となる。
司令官の役職の生徒は5分毎にクラス別の色で表示された全生徒のGPSが確認できるため集団での行動が必須。「頭はこっちが押さえてるが……どう動く、綾小路」「そうね……一歩リードしたはずなのに、それでもやっぱり怖いわね」「綾小路くんは負けない。ううん、私が負けさせない」
3泊4日の無人島特別試験、その決着は――!?
今回も安定した面白さがありましたね、無人島特別試験であるクラス対抗サバイバルゲームが始まり、綾小路がリーダーを務めるも初日から奇襲を受けて大ピンチとなるも、いつもの全てが綾小路の手のひらの上であったという展開は薄々分かっていながらも楽しむことができましたね。
サバイバルゲームのルール自体は様々な役職があり、最初に脱落したクラスから退学者が出るという3年次では珍しくもないルール。初日から龍園のクラスの奇襲を受けて一気にピンチとなる綾小路たち、同盟の話を上手く進めるためにあえて奇襲を受けたというようにしか見えませんでしたが、まさにその通りでしたね。
そしてCクラスとDクラスの同盟は順調に進み、一之瀬の思惑通りに進み、想うが故にということでしょうがどことなく怖いですねぇ...
高円寺は相変わらず自分第一で好き勝手に振る舞っておりますが、急にやってみると9人も倒すという超人ぶりを見せる。ゲームの結果に興味がないのに謎すぎるし、相変わらず読めないキャラクターですね...
そして超人ぶりで言えば負けていない綾小路のAクラスに対する奇襲、ルールの裏を利用した見事な立ち回りで、この主人公が力と知恵で最強な立ち回りを見せるという、まさによう実で見たい部分が見れたのも良かったです。
白石は今回の異常な信頼から正体を知っていると目をつけられていて、今後の動きにどう影響が出るかに注目ですね。
結局のところ綾小路の読み通りに最終盤では乱戦となり、VIPを綾小路の策略で見破られていたAクラスは呆気なくやられてしまいましたね、恐るべし綾小路。
途中では平田VS橋本の一幕がありましたが、倒した後も銃口を向ける平田君怖すぎる...これは殴りますわ。
結局一番綾小路を追い詰めていたのは終始圧倒していたように見えた龍園でしたが、その圧倒具合も綾小路が描いていた作戦で、弾切れになった銃しか持っていなかった綾小路も最後には指で弾いたペイント弾で龍園と相撃ちとなる、両者アウトの結果。このために夜中練習していたんですね...一昔前の殺し屋漫画みたいなことしますね。
そしてまさかの最後で無人島特別試験が今から始まるというところで終わりましたね、ひよりの冒頭の独白は次の巻に明かされるのでしょうか、続きが気になりすぎますね。刊行スピードが落ちるとのことですが、無理せず続きを書いてほしいですね。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!また気になった方は是非本作も読んでみてください〜。
