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【感想】あるくひと『異世界ウォーキング 7 ~魔王国編~』(カドカワBOOKS)

あるくひと『異世界ウォーキング 7 ~魔王国編~』(カドカワBOOKS)の感想になります。

※ネタバレを含みます※

あるくひと『異世界ウォーキング 7 ~魔王国編~』(カドカワBOOKS)

一緒に転生した同郷とも遭遇、そして女神や世界の仕組みなどにも判明する

あらすじ

行方不明のエリスを探して、ついに魔王国へと足を踏み入れるソラ達。そこで再会したのは、かつてソラと一緒に召喚された日本人のコトリ、そしてエレージア王国で戦った魔人イグニス!警戒心を強めるソラに、イグニスは「魔王様が会いたがっている」と言い……?一方その頃、エレージア王国では勇者達が魔王討伐を掲げて進軍を開始。因縁の相手が最果てに集う、異世界を歩いて旅するファンタジー第七弾!

「異世界ウォーキング 7 ~魔王国編~」あるくひと [カドカワBOOKS] - KADOKAWA から引用

いやぁ〜〜〜、想像していた以上に面白かったですね。直近の展開の中で一番物語の核心部分に近づいて大きく展開が動いたと思います。特に終盤の女神を倒す戦いの中でのソラの決断と、この世界の構造と神たちが存在する真実などが明かされたのが良かったですね。

 

黒い森に入り、魔人たちとも遭遇し一緒に異世界転生したコトリとも遭遇しましたね。物語的に大きく動くことはなかったものの、まだ他の転生者よりも善良そうだったのでキャラクター的にはどこか抜けていて好感が持てました。魔王がエリスなのは予想がつきましたが、この世界の"魔王"という機構装置のような役割が想像していた以上に辛い宿命を背負わされていて、"聖女"同様に妥当女神となるのも頷けますね...というか魔人全員良い人じゃん...翁やイグニスなどかなりの強者たちにも「女神を殺す」という思惑があって、一つの目的のために一途に動いているのが良いですね。欲を言えば、その目的のための動機がちょっと弱かったので、もう少し魔王と魔人の結びつきが強く分かるようなエピソードがあると嬉しかったです。

そして女神エリザベートとの直接対決、かなりの大波乱でクリスやミアなどソラが巻き込まないようにと離れていたヒロインたちも女神の策略により、巻き込まれてしまい、ミアをソラ自身の手で一度殺してしまうシーンは仮死状態にして蘇生の余地はあるものの悲しかったですね。ミアからの視点も挿入されていたのがズルかった

最後にはエリザベートの過去も回想されて、この"魔王"と"聖女"の機構も明かされましたが、同情を覚えてしまいましたね...神が故の苦悩はありきたりだけど、だからこその物語的エッセンスがある。最後にはシエルのおかげで救いとなっていそうなのも良かったです。

 

次はついに因縁のあるエレージア王国との関係が動く展開になりそうですかね。となるといよいよ終わりが近い気もしますが、龍神と女神以外の神の登場なども加味するとまだ続きそうですね、続きが楽しみなのでまだまだ続いてくれると嬉しいですね〜。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!気になった方は本作も是非読んでみてください〜。

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