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【感想】藤木稟『バチカン奇跡調査官 闇の黄金』(角川ホラー文庫)

藤木稟『バチカン奇跡調査官 闇の黄金』(角川ホラー文庫)の感想になります。

※ネタバレを含みます※

藤木稟『バチカン奇跡調査官 闇の黄金』(角川ホラー文庫)

光に照らされるキリスト像、闇に蠢く罠か――真実を暴くのは信仰と理性。

あらすじ

イタリアの小村の教会から申告された奇跡の調査に向かった『奇跡調査官』の平賀とロベルト。だが何か隠していたらしい司祭が、何者かに殺害されてしまう。『首切り道化師』の伝説が残るその村に、秘められた謎とは!

「バチカン奇跡調査官 闇の黄金」藤木稟 [角川ホラー文庫] - KADOKAWA から引用

本作も現実離れした奇跡と思いたくなるような現象を見事に論理で解き明かしており、安定して面白かったし、ロベルトの秘密など、それぞれキャラにフォーカスされた部分でもシリーズものとして楽しむことができました。

ジュリア神父も登場して、またもや因縁の宿敵感満載の展開見せてくれたので、更に次の巻からの動きが気になりますね。本巻でも前作から引き続き、専門用語や宗教的、文学的知識や蘊蓄なども描写されつつ司祭の失踪、アルビノの少年の死、不可解な過去の事件、道化師の伝説、などなど奇怪な事象から論理や科学などに落とし込み、最後の罠の展開も手に汗握る展開で満足度の高い内容となっておりました。

 

シリーズ3作目ですがロベルトや平賀を取り巻く環境や他キャラとの因縁も加速して運命の奔流が次巻の展開を激化することが予想される終わり方となっており、更に続きが気になりますね、気になった方は是非本作と合わせて前作も読んでみてください〜。前作の感想も書いておりますので、気になった方は是非見てみてください〜!

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