あるくひと『異世界ウォーキング 9 ~ラス獣王国編~』(カドカワBOOKS)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
あるくひと『異世界ウォーキング 9 ~ラス獣王国編~』(カドカワBOOKS)
武闘大会に復活機能が停止したダンジョン、最下層に待ち受けるは神の気配。
あらすじ
獣王直々に招待されて、次の王を決める一大イベント「武闘大会」を観戦しにラス獣王国へ向かうことにしたソラたち。
道中、街中にそびえ立つ塔のダンジョンの攻略を目指す獣人の少女リコスも仲間に加わって、のんびりと観光を楽しんでいると、その塔から苦しげな神の気配が!?
確かめようにもダンジョンに入るには一定の資格が必要だという。その許可証をもらうため、ヒカリたちが急遽大会に出場することに!さらにソラも大会で魔人との対戦を依頼されて――?
今作も安定した面白さでしたね。ダンジョンなどの生死がかかっている戦闘シーンに武闘大会という催しもの特有の賑やかさと日常の描写などもあって楽しめました。
反面、リコスという新キャラも出てきましたが、キャラとしての強さはあまりなく物語の本筋にもあまり絡むことなく、ただの獣神の血を分けたというだけでお終いだったのは少し残念。
武闘大会も一つの戦闘シーンはそこまで厚みがなかったので、ダンジョンの許可証の入手イベント以上の面白さはあまり感じられなかったのも惜しい。
今までよりも取得ポイントが多い「複合」というスキル、ダンジョンも後半に差し掛かる段階でしたが、上層のレベルを超えてくる強さでしたね...二種以上の魔法を複合して使えるとか最早戦闘面ではチートですが、このレベルまでいってもパーティー単位で苦戦を強いられるこの世界のダンジョンはどうなっているんだという感じです。
人化したケルベロスや最下層のフェンリルといった強敵たちを苦戦しながらも倒し、獣神を解放することに成功した展開はお約束でしたが、まさかそこから地図の外の世界があるとは思ってませんでした。これで他の神が外の世界にいて、新たな旅が始まるという展開ですかね。妖精神が何やら元凶のような伏線もあり今後が楽しみです。
まさかの世界地図の外側にも新たな世界があるという事実が判明し、少しの伏線がありつつもまた旅路が広がりそうで期待が止まりませんね。そうなると次巻からは外側の世界の旅になるのですかね、楽しみです!前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!気になった方は本作も是非読んでみてください〜。
