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【感想】あるくひと『異世界ウォーキング 10 ~砂の国デュセル編~』(カドカワBOOKS)

あるくひと『異世界ウォーキング 10 ~砂の国デュセル編~』(カドカワBOOKS)の感想になります。

※ネタバレを含みます※

あるくひと『異世界ウォーキング 10 ~砂の国デュセル編~』(カドカワBOOKS)

旅は国々の外側へ、しかし辿り着いた先ではレベルとスキルがリセットされ、新たな人々との出会いや旅路も楽しめるシリーズ10巻目。

あらすじ

封印されていた獣神スティアを救い出したソラ。彼が言うには、これまで歩いてきた国々の外側に、かつてはもっと広い世界があったらしい。

今は見えない壁で閉ざされた未知の世界へ向かうことにしたソラたち。元勇者パーティーの精霊魔法士コトリも仲間に加えて境界を越えると、その先は広大な砂の大地だった!

まだ見ぬ素材や食材の数々、遺跡や人々との出会い、新たな世界に心躍らせるソラたちだが、ふと体に違和感が――!?

「異世界ウォーキング 10 ~砂の国デュセル編~」あるくひと [カドカワBOOKS] - KADOKAWA から引用

遂に今までの国以外の外の世界への旅路がソラたちのレベルやスキルもリセットされて強くてニューゲーム的な形で新しい旅が描かれていて楽しめました。ウォーキングのスキルでスキルを獲得していく展開は健在で新たなスキルの獲得などもあり、外側の世界でも異変が起きたりと、ソラたちがまた新たに巻き込まれて対処していく形となりそうで今後の展開が楽しみです。

 

今まで見てきた国々の外側にも国があり結界を超えることで新たな国へと行けることができるのだが、結界の壁を越えることができるのは加護持ちや異世界人など限られており今まで旅をしてきた面々との一時の別れがあったのは寂しかったですね、特にルリカやセラたちと離れ離れになってしまうのが寂しい...

結界の先では新たなキャラクターである蛇人のリリー、少し抜けていそうでもしっかりとした性格みたいで可愛い。そしてソラ達はスキルとレベルが初期状態に戻ってしまうなど砂の国での心機一転新たな生活が始まり面白かったです。神聖魔法が貴重であったり、領主代行のセルトと話を聞きハイエルフの情報も入手、そして領主のアケルが昏睡しており、精霊樹が枯れていることが関連しているなど不穏な噂と合わせて世界の情報が小出しに判明していく。

そして最初の頃を思い出すかのようにハンターズギルドへ登録、ソラは時計や不屈、強化や弱体化などの新たなスキルを獲得、時計はタイマーみたいな使い方もできて便利ですね...

今までの旅路のような武器を作るための砂漠の花という素材採取、デザートフライという高級肉モンスターの討伐、デザートスコーピオンの解毒剤の開発など、冒険らしい描写も多く読みたかったものが読めて良かったです。

終盤は目的地の遺跡に辿りつもく魔物の群れに襲われ、黒いサンドワームまでもが現れる。そして遺跡の内部では限られた人しか入れない扉の先で、黒い宝玉がありアケルの精霊アイリーンが身を挺して守っていて弱っていた。アイリーンとシエルの説得により契約したソラ、またもや精霊が関連してくるのか。結局黒いサンドワームはアイリーンの力で遺跡から遠ざけるためのものだったのね、精霊の力を感じるなどの伏線もあり納得。

次は港町へ向かうようで、砂漠の風景とはまた違った街並みなども描かれそうで海路などの旅路が楽しみですね、あの調子だとリリーも信託に従いついてきたりするのかな。最後のリリーのスキルが物語に与える影響がどうなっていくのかも期待ですね、前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!気になった方は本作も是非読んでみてください〜。

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