あるくひと『異世界ウォーキング 12 ~氷の国ノア編~』(カドカワBOOKS)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
あるくひと『異世界ウォーキング 12 ~氷の国ノア編~』(カドカワBOOKS)
ドワーフの街ナノスを訪れて氷の国ノアに行くための準備を行う、その過程で鍛治師の娘ヤールと出会い試練を共に受けるシリーズ12巻目。
あらすじ
蛇神の手がかりを求めてドワーフの街ナノスを訪れたソラたち。彼女らしき存在が封印されている隣国ノアは氷に閉ざされており、特別な防寒具がないと入れないのだが、ただ一人それを作れた鍛冶師は事故で亡くなってしまったという。
そんな中出会ったのは、その鍛冶師の娘ヤール。凄腕なのに見習いな彼女の協力を得るべく、一緒に特別な精霊の種火を貰う試練に挑戦することに!
さらに、防寒具作りにはソラのスキルや集めてきたアイテムも役立って……?
安定した面白さで楽しめましたね、ドワーフの鍛治師の街ナノスへ向かう道中の旅路やナノスで種火の調査、そしてヤールとの試練、氷の国のノアへの旅路、リリーシャとの戦いなど、国ごとの特色や目的を活かした描写の多さと前作からも上がっている挿絵の可愛さも合わせて良かったと思います。
ドワーフの鍛治師の街ナノスへ向かう道中では、他のハンターたちとの合同での護衛任務と新たなスキルの"解放"、そして新たなモンスターなど今までの国とはまた違った特色を持った部分での面白さがありましたね、ナノスでは火口石や虹色鉱石などの新たな鉱石との出会いや、マルスとの修行の日々を思い出すかのような焰のローブを作るための鍛治シーンなども描写されており、ノアの国に向かう準備編としてもワクワクしましたね。
男性が苦手なヤールとも鍛治を一緒に行うことで打ち解けてきて、試練を踏破した後に精霊樹の精霊であり、火の精霊エンと契約を結ぶことができて新たな火魔法を解放、その後もノアの国に向かい戦闘に備えて、様々なスキルを取得したりとウォーキングスキルの便利さが光ってました。
そして最後にはリリーシャとの戦い、やはりミネルバの力によって呪いを防ぐために強力な力で氷を広げていたが力が強すぎて暴走していたようでしたね。今までの戦いの中でも上位に入るほど苦戦を強いられるソラたち一行が不屈のスキルでHPが1になってしまうくらいの激闘で手に汗握る展開が多くて面白かったです。流石は蛇神。特に凶化と呪いを解いた後の暗示状態でソラたちが万策尽きようとした時にリリーシャが止まらず、神殺しを考える一歩手前まで行ったのが激闘を表していましたね。ミアとシエルの機転で何とか神力や精霊神の力を借りて暗示を解いて、ハッピーエンドで終わったのは本作らしくて良かったですね。
今回も安定してシリーズらしさのある描写が鍛治師の街での試練と氷の国ノアの激闘という大きな冒険譚がとても面白かったですね。次はリリーシャが復活してリリーの魔物の国に行くのですかね、次巻も楽しみですね。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!気になった方は本作も是非読んでみてください〜。
