ドラマ『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』3話の感想になります。
※ネタバレを含みます※
ドラマ『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』3話
一人の女子中学生が勇気を振り絞って自分の意思を貫き通すお話。
あらすじ
三彦(中島健人)は中学生・桧垣梓(稲垣来泉)のテンダネスのスイーツ愛にふれ、店でスイーツフェアを計画する。梓は親や友達に内緒でスイーツを食べるのが唯一の楽しみ。ある日、いつもジャージ姿で休みがちなクラスで浮いた存在の田口那由多(新津ちせ)と会い親しくなる。二人がいつものようにスイーツを食べていると、那由多に批判的な幼馴染でクラスのカースト女王・村井美月(星乃あんな)が現れ、梓たちをひどく叱責する。
録画していたのですが平日に見る時間が取れずに見るのが遅くなってしまいました...。今回はツギの食べ物アレンジはなしの回、曰く洋菓子は好きではないとのこと。
そしてなんでも野郎が直接的な助けになったり、というよりかは主役であった梓が周りの助けやスイーツの力を借りつつも、一歩踏み出し勇気を振り絞って自分自身の気持ちに正直になるというエピソードが丁寧に描かれていて、とても良かったと思います。スクールカーストや絶妙ないじめ描写がリアルで、今までの物語よりも想像しやすい現実的な部分を感じてより一層面白さに乗っかっていたとように感じましたね。
終盤では主人公・梓の芯の強さと、那由多が抱えていた事情が明かされる構成は胸に刺さるものがあり、スイーツを挟んだ女子二人のやりとりや、店長・三彦のあたたかな言葉など、本作らしい優しさもしっかり健在でしたね。
ショートカットにジャージ姿の那由多がなぜ浮いた存在に見えていたのか。その答えが「末期がんの父の看病」だったという事実がしっかりと重く切なかったです。ファッションや見た目でジャッジしがちなスクールカーストの残酷さをこれ以上なく突きつけてくる場面で心にきましたね。美月サイドはその事実を知り「私たち悪者みたいじゃん」と言い放つわけですが、中学生故の幼さと身勝手さがあり苦しかったです。
美月の横暴に「那由多さんに謝って!」とはっきり言い返せた梓の姿は爽快でその後、美月に対して「理解と優しさを持って」と諭す場面は単なる綺麗事ではなく、梓自身が長い時間をかけて積み上げてきた言葉として響きましたね。殴られても毅然と立ち去り「やればできるじゃん」と独り言ちるシーンは、この話のクライマックスとして文句なしだったと思います。「テンダレスがあれば、いつでも桧垣さんに会えるんだよ」という言葉が沁みました。これから前向きに自分の意思で決めた強さを持つ梓が夢に向かって直向きに進んでいく姿を想像できるからこそ、梓を応援したくなる終わり方になっていたのも良かったですね。
最後にコンビニに登場したのは、あの美しさやエフェクトでどこかの店長の血筋を感じさせるものがありますねぇ...。ウクレレさんも見事にハートを撃ち抜かれていましたし、今後の展開も更に主要人物が増えて楽しみです。次回の予告を見る限りは、これまた現実にいそうな偏屈な爺さんが一人の子供と出会うことで、少し優しくなり気持ちが軟化するようなエピソードなので、こちらも合わせて楽しみにしたいと思います。
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いつもは主にミステリやホラー、ライトノベルの小説の感想を書いております。人の感想から読みたい作品を決めたりすることもあるので、小説好きな人や同じ趣味を持つ人は是非仲良くしていただけると嬉しいです!それではまた次の記事でお会いしましょう〜。