あるくひと『異世界ウォーキング 13 ~魔物の国ハイカル編~』(カドカワBOOKS)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
あるくひと『異世界ウォーキング 13 ~魔物の国ハイカル編~』(カドカワBOOKS)
魔物の国、エルフの国、巨人族の国と様々な国の旅路で色々な問題を解決しつつ旅をするシリーズ13巻目。
あらすじ
蛇神を救い、旅を続けるソラたち。その道中、行方不明なクリスの母の居場所を知るというハイエルフに遭遇!?
深刻な異変を食い止めているクリスの母を助けるため、魔物の国を越えた先にあるエルフの国まで一緒に旅することに決める。
友好的な魔物たちが暮らす国の旅は行く先々で歓迎されて快適そのもの。しかし、エルフの国との国境は封鎖されて通行出来ない上に、この国でも何やらきな臭い事態が起こっていることを聞かされて――?
今回も安心して読むことができました、話は新たな神々である巨神や不死神との遭遇、クリスの母親イリスとの再会、イサラと共に魔物の国ハイカルを横断などの旅路がそれぞれで本シリーズらしさ全開で描かれていて安定した面白さがありましたね。
イサラと共にエルフの国まで旅をする中、国境が封鎖されていていけないので道中のマーレの街へ向かうソラ一行、【調薬】【探知魔法】【領域魔法】など新たなスキルも入手し、リリーの故郷にも着く。リリーの今までの旅路などを思うと、さらっと描かれておりますが無事に蛇神リリーシャを解放し、故郷の母に再会することができて良かったなぁと感じます。ハイカル内ではゴブリナのゴブリンの書状を経由して、ハーピー族やオクル族など様々な魔物の種族にも歓迎される。そしてまさかの行方不明となっていた異世界人のシズネとも再会、ついでに不死神とも出会い、またもや神のお願いを請け負う。分裂したもう一人の神とか不死神の力を考えると名前だけでも不穏すぎますね...
エルフの国ルルディエに到着するも道中では枯れた木々や毒の沼地など、地形もなんだか不穏な事態に...徐々に解決はしていき、クリスの母イリスとも出会えて次は巨人族の鉱山国ベルクへ。何故か攻撃的な気性になってしまう巨人族の問題を解決すべくソラとイサラはベルクへ向かうが、その中でも精霊樹が崩壊していたり、呪疫が蔓延していたりと、更に不穏。案の定巨神カロトスも呪いの餌食に...。前回のリリーシャとの戦いほどではないにせよカロトスとの戦いも流石神々という激しいものになっており、特にミアの神聖魔法の活躍が素晴らしく、中々駆け足気味な攻防でしたが無事にカロトスも正気を取り戻して大団円となっていて安心しました。最後のイサラやイリスとの別れも少し寂しくはありましたが、次の旅路も楽しみですね。
本巻も本シリーズらしい内容で良かったですね、様々な国の様子はそれぞれ小粒だったものの、こちらの世界の神々のストーリーも徐々に進んだりと先が気になる展開が多かったですね。呪い関連のお話も不穏で新たなまだ出会っていない神々の影も見え隠れしたりと続きがの楽しみですね。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!気になった方は本作も是非読んでみてください〜。
