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【感想】三津田信三 編『怪異十三』(中公文庫)

三津田信三 編『怪異十三』(中公文庫)の感想になります。

※ネタバレを含みます※

三津田信三 編『怪異十三』(中公文庫)

怪異十三 (中公文庫)

十三篇を収録した国内と海外の古典ホラーの短編集、珠玉の一冊

あらすじ

「一編でも読者が心から怖がってくれれば、編者冥利に尽きる」怪異の名手・三津田信三が自ら選んだ、国内外のホラー名作十三篇。それに加えて、三津田氏が今作のために書いた「霧屍疸村の悪魔」を収録した珠玉のホラーアンソロジー。

他では味わえない異様さ、不穏さ、無気味さ、そして忌まわしさを、存分に感じてください――。

怪異十三 / 三津田信三【編】 <電子版> - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア から引用

2018年頃に単行本で出版されていた三津田信三が選んだ国内外のホラー短編を収録したホラーアンソロジーが文庫化されて手に取った。個人的には可もなく不可もなく楽しめたかと言われると怪しいところでした。というのもまだ古典ホラーと海外ホラーを楽しめる域まで読書の勘所が成長しておらず、イマイチ物語にどれも入りきれなかったんですよね。収録されたどの作品を読んでも、面白いという感情に届く前に終わってしまった印象。岡本綺堂の作品は結構楽しめたような気もしますが、それもまぁまぁ楽しめたというレベルだったかなと...

 

編者の短編である「霧屍疸村の悪魔」が一番楽しむことができましたが、ホラー的な内容というよりも前半の作者の読書感の方が興味深くそちらに注目してしまいましたね。

私もいつかこのような読書の変遷を辿っていくことになるのでしょうか、手広く楽しめるのは良いことなので、もう少し食指の動く幅を広げられるように感性が成長すればなぁ...作品の感想というより自分自身の読書感を見直す一つの機会になったという感想になりすみません...

 

個人的には古典ホラーや海外ホラーが好きな人、もしくは入手困難と謳われるものを読んでみたいという人にはオススメできるのかなとも感じます。今の自分がもう少し上記の類のホラーを楽しめるようになれば垂涎の一冊になるのだろうなと思いました(すみません、分かりやすい物語がまだ楽しい年頃なんです)気になった方は本作も是非読んでみてください〜。