羊太郎『古き掟の魔法騎士III』(ファンタジア文庫)の感想になります。
※ネタバレを含みます※
羊太郎『古き掟の魔法騎士III』(ファンタジア文庫)
順調に快進撃を続けるブリーツェクラス、合宿で伝説時代から蘇った暗黒騎士と対峙するシドに絶体絶命のピンチが訪れる。
あらすじ
「誇りというのは、こういうことさ」シドの教えで、生徒たちは確実に成長していた。討伐課題成功、妖精界合宿での好成績。快進撃に、他学級の目も変わり始める。その影で、シドを追い込む計画が進む。それは伝説時代から蘇った騎士によるもので…
ルイーゼがメインの回、と言いたいけどそこまでガッツリとヒロイン級の活躍はしていない印象。伝説時代から蘇った暗黒騎士の"梟卿"こと英雄リフィス=オルトール、シドと同じ時代を生きて伝説とも謳われた騎士が闇堕ちしてしまうなど、面白い設定はあるものの、物語が全体的に薄味すぎてシドの黒曜鉄の剣を取り戻して倒したというだけの戦闘で予定調和の感じしか残らなかったのは残念。
物語の大筋の流れとしては、アルヴィンたちだけではなくルイーゼたちの他クラスの面々も騎士として成長を重ねていく流れで良かったと思います。
リフィスも伝説時代を生きた騎士というのであればバックボーンをもう少し語ることで敵キャラとしての魅力を出せたのに...と惜しい気持ちになる。ただ嫉妬に狂って喋って戦闘シーンが薄い死んだだけのキャラとなっていたのが残念すぎる。
まだシドの過去など明かされていない部分が多いので、伝説時代の因縁とかも感じられないからどうしても、小物なキャラと戦闘シーンとしか見れなかったですよね。
騎士の誇りとは、という部分がテーマになっていたのがあり、ルイーゼが騎士としての誇りを重んじていたが、古き騎士の掟や助けに来たシドの背中、ブリーツェクラスの面々から真の"騎士の誇り"を学んでいくのは良かったですね。
新たな敵幹部も出てきて、ちょっとずつだけど物語が進んでいる気がします。次巻も敵キャラやヒロインたちの活躍などが楽しみですね。前巻の感想も書いてますので、合わせて読んでみていただけると嬉しいです!気になった方は本作も是非読んでみてください〜。
